職員の健康状況や各施設の管理状況が
わかりやすくなり、 健康への意識が高まりました。

医療法人社団プラタナス

業種:医療・福祉

従業員数:約500名(施設数:18)

WellaboSWP導入年:2022年

導入プラン:オンライン健康管理室ウェラボ

企業HP:https://plata-med.com/

医療法人社団プラタナス様は、外来・在宅医療・オンライン診療・健診・介護・福祉サービスなど複数事業を展開する医療法人です。2000年に「患者視点の医療」をコンセプトに掲げて設立され、現在は18施設(クリニック12箇所、事業所6箇所)を運営されています。

これまでの健康管理に関しては各施設に一任されていたところ、 法人全体でより従業員を大切にしていくためにも、健康経営の足元でもある健康管理を充実させていこうという動きがあったことから、WellaboSWPを導入されました。その結果、各クリニックでバラバラであった健康管理体制と運用が統一され、健診事後措置やストレスチェックなどの各クリニックの傾向が可視化されました。また、女性が90%を超える職場であることから、女性の健康課題に関するアンケート調査を行い施策に取り組むなど、少しずつ健康経営に向けた運用も開始されています。

プラタナス様は医療機関の運営という特性上、引き続き職員への対応等は事業所ごとに実施されています。そのため今回は、実際の現場での声をお聞きするため、4施設の事務長のみなさまにお集まりいただき、WellaboSWPを導入する前後での変化や、今後期待することについて伺いました。

今回お話を伺った方

🔳イーク事務長・深澤 康祐さん
https://www.ihc.or.jp/
女性医師・女性スタッフによる女性専用の健診センターの先駆けとして、現状都内に4院を展開。
深澤さんは2020年よりイーク事務長を務める。

🔳桜新町アーバンクリニック事務長・高田 哲也さん
https://www.sakura-urban.jp/
外来と在宅医療・介護の提供を通して「人生の健康」を支えるクリニック。高田さんは2023年より桜新町アーバンクリニックの事務長へ。

🔳用賀アーバンクリニック事務長・浅野 悠さん
https://yoga-urban.jp/
地域に根差した家庭医として、日常の健康課題に向き合うかかりつけクリニック。浅野さんは2021年より用賀アーバンクリニックの事務長へ。

🔳鎌倉アーバンクリニック事務長・早野 惠介さん
https://kamakura-urban.jp/
小児科を中心に内科全般・訪問診療まで幅広く診療を担う鎌倉のホームドクター。早野さんは2020年より鎌倉アーバンクリニックの事務長へ。

・WellaboSWP導入前

知識ある医療者への対応の難しさもあり、健康管理の意識は高くなかった

深澤さん:
イークではこれまで総務部が健康管理を行なっていたのですが、アナログ管理だったため健康診断の受診状況の把握も厳密にはできていませんでした。イークは現状4クリニックあり、各院の従業員数は50人未満ですが、ストレスチェックに関しても院ごとに実施していました。今思えば健康管理への意識は高くなく、不調者への対応も後手に回っていたように思います。

高田さん:
健康に対して知識のある医師・看護師が健康管理の対象者ということもあり、踏み込みにくさも感じており、フィジカルな面に関しては積極的な介入はしていませんでした。
またメンタルの不調の場合も、何か起きてから対応するという体制でしたね。職場での様子が普段と違う等、気になる方がいた場合は、基本的には上長がまず拾い、その後、我々事務長を通して対応していましたが、先回りしてのサポートには課題があったように思います。

早野さん:
医療機関の特徴だと思いますが、医師との距離が近いため、普段から健康について相談しやすい環境ではありました。そのため、医師と従業員間で解決してしまっていることも多々あり、私たち事務方には見えていない部分があったように思います。また、高田さんが仰っていたように、私たちから医療者へ健康について踏み込んでいくのは難しさも感じていました。

・WellaboSWPのここがGOOD!

不調者への対応が一歩前進!スタッフの健康への意識も芽生えた

深澤さん:
今までのアナログ管理からデジタル管理になり、職員の健康状況をパッとリアルタイムで把握できるようになったのがとても助かっています。メンタル不調者への対応は、以前よりもしっかりできるようになったと思っています。
また、半期に一度、産業医・保健師の方が「報告会」を開催してくださっていますが、実は私はそれを楽しみにしています。 各分院での状況も知ることができるため、他院の取り組み内容などはとても参考になっています。

【報告会資料例】 

↑現状の課題をまとめた資料をもとに、法人の従業員を対象に15分の動画セミナーを実施

高田さん:
スタッフ間で健康に関する意識が芽生えてきたように感じています。 WellaboSWP 以外でも、直接上司には話しづらいメンタル面について何でも相談できる窓口をクリニック内にも設置しました。また厚労省の外部相談窓口に関しても入職時にご案内するようになり、様々な窓口があることで相談しやすい体制が整ってきたように思います。
フィジカル面で休職していた方の復職サポートについても、これまでは本人談ベースで動いていたところに、毎月 WellaboSWP からのフォローアップが入るようになり大変助かっています。管理職によるラインケアでは介入しない方が良い場合もあるので、我々にとってももちろん、ご本人の精神的な負担も減ったのではないでしょうか。

早野さん:
スタッフのみなさんの健診結果やストレスチェックの結果が見える化できたことは非常にありがたく、不調者への対応ができるようになったことで我々の課題感も一歩進んで、次は予防のためにはどうすれば良いのかと考えられるようになってきました。

定期健康診断管理画面イメージ(時系列)

・WellaboSWPのここがMOTTO!

メンタルヘルスの予防のための、一歩踏み込んだサポートを

深澤さん:
健診周りに関してはシステム化で便利になり、ここが足りないというような点はありません。一方、メンタルヘルスの予防はもう一歩踏み込めるとなお良いなと思います。

高田さん:
私も難しさを理解しつつも、メンタルヘルスの予防についてはもう一歩進めたいと感じています。また医療的な知識のある医師の健康管理については、保健師だけではなく、産業医からも受診勧奨があるとさらに良いですよね。

早野さん:
メンタル面では相談してくださる方もいますが、そうでない方に対してどう対応していけるかは課題かなと感じます。相談窓口については、こちらからスタッフに勧めることが多いので、新入職面談を実施するなどで、入口の敷居をもう少し低くできると利用してくれる方が増えそうですよね。

浅野さん:
スタッフがもう少し WellaboSWPのシステムをみる習慣ができるといいなと考えていて、もちろんシステム開発での工夫があるとありがたいのですが、組織の中でも使ってもらえる風土を整えていきたいと思っています。


WellaboSWP担当者より
メンタル面の予防に関しては、これまで以上に情報提供をしながらも、ストレスチェックを受けてどうアクションしていけるか、引き続き検討していきたいと考えています。
相談窓口の利用については抵抗感をもつ方がいらっしゃるのも確かです。事例の一つとして、実際に保健師による「新入職者面談」を実施し、利用のハードルを下げる取り組みをしている企業様もあります。
また、システムへ手軽にアクセスできるようにするため、アプリ開発もぜひ進めていきたい課題です。導入してくださった皆様のご意見を伺いながら、WellaboSWPのさらなる進化を目指していきます。

PAGE TOP